The Lord of the Rings 大好きな文を集めて

The Lord of the Ringsの日本語版は「指輪物語」で、名訳かもしれないけれど

どうしても「です・ます」調に違和感がある私。壮大な歴史物語というか叙事詩には

「です・ます」調は似合わない・・・。やっぱり人名はそのままにしてほしい・・・。

 

次の名訳が現れるまで、ため息がでるほど素晴らしい原文を写経します

 

Book 1  Ⅱ The shadow of the Past

 迫る危機、指輪の秘密をガンダルフから知らされたフロドの言葉

国を導くすべての人に読んでほしい一節。一番好きなフロドの言葉です。

 

 I should like to save the Shire, if I could-though there have been times when I thought the inhabitants too stupid and dull for words  , and have felt that an earthquake or an invasion of dragons might be good for them. But I don't feel like that now. I feel that as long as the Shire lies behind, safe and comfortable, I shall find wandering more bearable; I shall know that somewhere there is a firm foothold, even if my feet cannot stand there again.

 「僕にできるなら、シャイアを救いたい。まあ、前は、みんなバカすぎてつまらない奴ばかりで、地震かドラゴンかなんかにつぶされればいい気味だなんて思ったこともあった。でも、今はもう違う。シャイアが、無事でいいところで、今までどおりいてくれたなら、これからでかける放浪の旅もなんとか頑張れそうなんですよ。どこかに、自分の根っこが、ふるさとがちゃんとあるとわかっていればね。自分は、二度と生きてはその地を踏めないとしても」(訳は正確ではありません)